【 キャビテーションを抑制 】高速回転メディアレス分散・乳化機
15:05-15:50

アシザワ・ファインテック株式会社

開発課

マネージャー

小貫 次郎

【講演概要】

 粉体と液体、あるいは2つの液体を混ぜる分散・乳化の工程は、電池や電子部品、塗料、食品や化粧品など、多くの業界で必要とされています。安定的に大量生産が可能な方式として、高速回転方式が挙げられますが、一般的な高速回転式の分散・乳化機は主に乱流によるせん断となり、より高周速になるほど「キャビテーションの発生」「騒音」「機械摩耗」「エネルギー効率の悪化」「製品温度の上昇」「再現性の欠如」「スケールアップが困難」等の問題に繋がります。今回ご紹介する製品は、高速回転に適したロータ形状を採用し、層流で均一にせん断力がかかる機構を実現することにより、キャビテーションを抑制、従来機の問題点を改善することができます。また、ポンプ機能も備えているため、後工程への送液が可能となり、付帯設備も削減できます。1台で固液混合から分散、乳化、脱泡、送液が行える本製品を実際の活用例を含めてご紹介致します。